シロップのびんづめ: quantum stranger(s) / SOMA SAITO 1st live - Live report
2019-05-02

quantum stranger(s) / SOMA SAITO 1st live - Live report




2019/02/24に舞浜アンフィシアターにて行われた斉藤壮馬さんのファーストライブ。
ファーストライブとしては決して狭くもないけれど、ご本人の人気やここまでの音楽活動を考えれば小規模に近く、
案の定チケットの入手が難しい公演でした。
幸運なことにお誘いいただいて行ってきたのですが、
映像商品化が決定していること、エムオンにてライブ映像の放送が控えていたのもあって
(このブログのレイアウトがしっちゃかめっちゃかだったこともあって)
言葉として残すのが映像商品発売前・オンエア後というこのタイミングになりました。

ちゃんとしたライブレポートは世の中に多くあるはずなので、
ごく個人の目線で書いていきます。
覚悟なさって!


斉藤壮馬 1st Live

quantum stranger(s)

舞浜アンフィシアター
OPEN:17:00 START 18:00




1st albumである「quantum stranger」を表題にしているからにはその曲は歌うでしょう、
と思いつつも1st liveとなれば全曲歌うのでは…!と思っていたらその通りでした。

セットリスト(曲順)の記憶は公演直後にすでに曖昧になっていたので
セットリストを載せてくれているサイトとエムオンの映像で記憶を補完しました。
公演直後のクリスピー・クリーム・ドーナツの時点で語彙と曲順の記憶はちりぢりだった。

まず最初に物販の話をしていいですか…

自分が購入したかったのはペンライト・マフラータオル・ラバーバンドでした。
結果購入したのがマフラータオル・ラバーバンド・マスキングテープです。

いやあ〜ペンライトが売り切れるとは……
……売り切れないで!!!

今回の物販については事前に「事後通販決定と当日の個数制限と整列についてのアナウンス」があった上、
物販自体が「チケット所持者のみ購入可能」とのことで昨今のあれやこれを思うとしっかりした形態でした。
列の形成スタートも時間と場所が守られていたみたい。
実際に並んでいて、本を読まれている方やスマートフォンを横にしてなにかしら走っている方、
本当にマナーがいいなぁ〜という印象でした。日差しが思ったより強かった。我々は頑張った。

ただ在庫とアナウンスがしんどかった!
おひとりにつき3点までのペンライトが完売した時が一番列がざわざわ…そりゃしますよね〜!
ここまでしっかりしてたのでまさか在庫切れを買えてない人が全体の半数近くあるかなという
タイミングで起こすとは…。
アナウンスもなかなかハッキリと列全体にいっきに伝わらず「あれ完売したらしい」「後少しらしい」とざわざわ…。
せめて公式ツイッターがもう少しリアルタイムで情報発信してくれたら助かったかも。

後になって話してて思ったのですが冷静に考えてペンライトが3本までだったの、じわじわきませんか。
両手とどこだ?口?実際は事後通販があったとはいえ代行している方もいたのかなと思います。
あっこれについては全然わるいことではないです。公式から3点までってアナウンスあったんですから
運営が3本ずつ買われても大丈夫なように在庫を用意すべきだった

いいか これを書いているのは自分の備忘録と 億が一 ライブを主催する方々が見ていたらを考えてです

運営が3本ずつ買われても大丈夫なように在庫を用意すべきだった

ライブでオタクができることは光ることなんです
時に拍手や歓声、時にコールだったりもあるけど、デフォルトでできるのは光ることなんです 光らせてください

物販を運営する人々、
ライブTシャツ(当日着るのがクライマックス)とペンライト(当日光らせるのがクライマックス)
は在庫切れさせないでください お願いです



想像以上にステージがよく見える席に動揺しながら開演の時間。
わかってはいたけど生バンドの準備がされたステージにもどきどき。


スタートの1曲は「夜明けはまだ」
デビューライブで歌ったとはいえ1曲目はやっぱりフィッシュストーリーかな、
デートか、デラシネも素敵なはじまりになるよね〜!
なんて予想してたのでおおっ!っとなりました。

1公演まわしで夜7時スタートってめずらしいなと思っていたのですが、
この時間にスタートするライブの1曲目がこの曲、最高のセンスです。
キラキラのミラーボールがステージの中央から会場中をキラキラ照らしてダンスホールに変えていきました。
アナウンスもないけれど何色にするんだろう?と思っていたペンライトは驚異の一体感でライトグリーンに。
今回のライブグッズでも使われていたカラーだね。


次にパッと入ったイントロは「デート」
バックのスクリーンに映し出される高田馬場駅。ミラーボールからスクリーンへ、照明もパッと明るく。
イントロで「斉藤壮馬でーす!」とご本人。ホンモノだ〜!華奢ッ…
緑のペンライトの中に、ピンクのペンライトも見えました。デートのジャケットのネオンとお揃いですね。
お客さんにも天才がいる。
ライブが始まる空気を1曲目で作り、2曲目で完全にそこが「斉藤壮馬のライブ」という空気に染め上げる
デートという楽曲の圧倒的そまみ。デートを聞くとわくわくしちゃうよね。
「テイクオフ!」が本当に楽しそうでこっちまで嬉しかった。


3曲目は「デラシネ」
ファーストライブで既に脳と心がいい意味でキャパオーバーしている我々の前に現れたのは
ギターを持った斉藤壮馬さんでした。
緑のサイリウムと曲のさやさやしたさわやかさが合って、
空間そのものが優しく眩しい感じに早くも涙が出そうになる。はやい。
デラシネの季節と天気と夢と居場所ともろもろの境界がぼやけたような心地よさ、言葉のチョイスは最高ですよね。
この曲は前2曲に比べると高く、ファルセット(合ってますか?)が入ってくるのですが
これが本当に綺麗にのびて。
改めて斉藤さんの作り出す世界観のきれいさ、儚さを構築する「声」の力を知るのでした。

今回のライブ、素直に歓声が上がることももちろんあったのですが、
思わず息をのむみたいな瞬間が多かった気がする。
自分はギターを持った本人を見た時がまさにそれでした ヒュッ…(呼吸)ってした


4曲目で「光は水のよう」
このセットリスト、そまみにどっぷり浸しにきてる。
ステージも暗めになって揺れるサイリウムがまさに海のよう。
斉藤さんから見たらこの光もおぼれそうな水のように見えるのかな、など。おぼれるのはどっちなのか。こっちか。

斉藤さんの作詞は今まで読んできた本や触れてきた映画、
ご本人の触れてきた作品やこれまでの人生のさまざまの結晶に間違い無いのですが、
光は水のようは明確にタイトルの引用を持った曲です。ガルシア・マルケス、まだ読めてないんだよなあ。
読めたらなにか書きたいです。


続いたのは「スプートニク」、光は水のようでふわっと浮き上がったような心地から漂って無重力の宇宙空間へ。
手をひかれたまま遠くに来たような気分です。
そういえばこの歌は歌詞に「オールグリーン」って入ってるんですよね。
『異常なし、安全確認』の意ですがグリーンのサイリウム、やっぱり合ってた気がします…


なんとなく会場がプラネタリウムみたいな気持ちで宇宙に想いを馳せてたら「Incense」で再びの浮遊感。
曲調がシュワっと変わった時、この曲は天井の高い広すぎない会場で映えるなぁと思いました。
かわいい曲でありながら斉藤さんの不思議さとも合っていて、他の斉藤さんの曲と並んでも馴染むのに
ちょっと雰囲気が違う。Youmentdayさん、天才。


とろりと夢と眠りの淵みたいな感覚の背を押したのは「スタンドアローン」
斉藤さんの楽曲は太陽よりも月、日常と幻想の狭間、夢のような世界観が多いので、
暗めのいわゆるライブらしいステージにしっくり馴染みます。


ここまではステージに立つパフォーマーでありこのライブのホストらしい青いジャケット姿でした。

ここでステージは暗転して斉藤さんは衣装を変えられるのですが
その間暗転したステージでは映像が流れていて。

すっかり夢の世界にまどろんでしまいそうな空気感の中、
真っ暗のバックスクリーンにパッと映し出された白い文字

「七色の夜を君と渡ろう」

斉藤さんにとって一番はじめの曲、フィッシュストーリーの歌い出し。
お、次の曲は…とうっすら思うものの、白い明朝体で歪んだようにも見える文字に言いようのない
ざわざわ感が生まれます。
会場の人たち全員がその白文字から目を離せない。
黒いスクリーンには次々と白い文字が浮かび上がります。いずれも斉藤さんの楽曲の歌詞たち。
文字と囁く声が観る人々を侵食していくのが、ちょっとした実験みたいでこわい。

最初は目で追えるほどだった文字たちは浮かんでは消えてを繰り返し、
次第にびっしりとスクリーンを埋め尽くし。

「いいな」
「やめよう」
「ぶち壊すよ」

スクリーンを見ている人々は何も言わないけど、確かに会場の空気感がそわそわとしていくのがわかる。
歌詞の中の言葉たち、こんなに不穏だったっけ?
文字が招く不安と、何かが始まるワクワク感でざわざわする感情、すっかりスクリーンにくぎづけ。
スクリーンに映し出される「幻」の文字。


そうだ、斉藤壮馬さんの世界観はそうだった。
やさしいけど影がある、タフで儚い、本当か嘘かわからない、そんな一筋縄でいかない人だった。思い出した


最後に「C」の文字を大きく写したスクリーンは上品でお洒落なネオンサインがきらめく夜の景色へ様変わり。
ステージには真っ黒な衣装に身を包んでアコースティックギターを手にした斉藤さんのお姿が。
それまでざわめいていた人々の心に斉藤さんが「しーっ」と囁けば、会場をつつむのはすっかり歓声に。
ご本人にちょろいって思われてそうだな そうで〜す!

先ほどの映像での緊迫感をほどくように紡がれるCは子守唄みたいでした。
あの映像とご本人の姿とこの歌によって、さっきまでのライブらしい世界観は作り変えられて
つかみきれない穏やかな妖しさに呑み込まれつつありました。

曲が進むにつれてスクリーンの中の街も時間が過ぎていきます。
雨上がりの澄んだ空気のような心地いい夜が更けていって、光るネオンサインは
斉藤さんのアーティスト活動で見られる「S」のロゴのみになっていきました。
(あの背景、綺麗だったからそのままポストカードとか額装とかで売って欲しいのですが…えらいひと…)


Cの歌詞自体にも思うのですが、斉藤さんのこういう世界観のあやつりが非常に上手いというか、精巧で。
ご本人を少し掴めない感じ、一筋縄どころか何筋でも縄では上手くでいかないように感じている
自分の主観かもしれないけれども。
極端に言えば神様や妖しい存在、人間かもわからないなにかの空気感を纏うのが上手いんじゃないかなと思います。
一方で人間らしさを感じさせる言動も多くご本人の人柄からもあって、決してとっつきづらくはない。
このほどよい距離感を纏う空気で作り上げるのがすごい。
Cは特にそれを思わせる、確かに素の声に近いのに、確かに斉藤さんの曲なのに、
真意や意図がいくつも見えて本物がわからない感じ。
ステージにいる人がただならぬひとに見えてきたところで、曲はまた人なつっこくなります。


9曲目は「ペンギンサナトリウム」
かわいらしいメロディーとフレーズだけど、ちょっぴりさみしい空気のある曲。
個人的に「ライブで聴いてよかった曲をひとつに絞れ」という拷問をされたらこれを選ぶかなと思いました。
元から曲が持つ「影のある明るさ」が、ライブではCDよりもやや明るく、ポップに元気になっていたのですが、
ちゃんとさみしさとか、センチメンタルとか、影が残ってる!

夜の雨の街と主人公が持つ、単純に暗くはない華やかさや明るさ、
ちょっとした期待のような空気がライブでは際立ってたと思うんです。
ああいい夜だってしみじみ思わせてくれる贅沢なライブアレンジでした。


10曲目、「るつぼ」
斉藤さんの曲の中でもあやしげグランプリをしたらおそらく金賞。あやしげグランプリってなに?
椅子に腰掛けている斉藤さんがマイクに手をかけて曲に合わせてゆらゆら揺れていらしたのですが、
その動きや表情が非常に…某所で言われていた言葉を借りればアンニュイセクシーで…。

突然の超解釈みたいな話になるのですが、自分はこの曲を
「気に入った人間を自分の世界に引き込んで(喰って)しまう神様の曲」と思っているので、
ステージの斉藤さんのたたずまいを見て「あっ…人を喰らう美しい神様…」となりました。
なにをいってるかわからないかもしれないがニュアンスで察してくれ 色気と妖しさがすごいの

この会に二度目はないの、がCDよりも強くてるつぼの「逃げられなさ」が際立っていました。
あと、ハミングっていうのでしょうか、曲終盤のところを歌っている時の斉藤さんが本当に斉藤壮馬さんだった。
ちょっと何言ってるかわからないんですけども、

この時、サイリウムが真っ赤で天才かと思いました。絶対人喰ってるなコレ


夜を思わせるダークな衣装とステージはそのまま「レミニセンス」へ。
先のるつぼのハミングもなんですけど、高音が繊細で綺麗。
張る声は力強いけど、このコントラストがはっきりしながらギャップが強すぎないので聴いていて心地いい。
サビのファルセットの美しさ、どこまでも遠くのだれかに届きそうな「ハレルヤ」、エモい。
これがエモい、ですね。

自分の周囲に「レミニセンスが一番好き」という方が多いのですが、
会場での全体的な反応を見ていてもレミニセンス好きの方が多いのかなって思いました。
そまみがつよいですもんね。言語化が難しいけど確かに存在するそまみ。
儚さと力強さと幻想感と切実さのパワーバランスが絶妙、でしょうか


MCを挟み、12曲目「影踏み」
ここまでが夜だったとすると、雲が急激に動いて光が漏れてきたような感じ。
斉藤さんの曲はもとよりメッセージ性が強いのですが、
ここからはよりメッセージ、言葉を聞かせる、歌詞のメッセージ性の強いパートのように思えました。


13曲目は「ヒカリ断ツ雨」
正直に言えばはじめてCDで聞いた時「難しい声域で歌ってるなぁ〜!」と思った曲でした。
作品の主題歌として書かれているというのもあり、一番役者らしい「演じると歌うを並行してる曲」
と思っていたのですが、ライブでは完全に「斉藤壮馬さんの持ち曲」になっていました。
ご本人の感覚はわからないしあくまで主観なのですが、歌いこなし力が強まって斉藤さんが完全に
ハードめな曲という武器としてこの曲を持っているというか。

衣装のロングカーディガン?がバルーンの様に下に重みを持って広がっているシルエットで
そこから伸びている脚がまあ細くてびっくりしました。
(そもそもこのラインの服が重すぎに見えないのは肩や線が細いってことでしょうね)
しかしこの曲と歌声をもってすればそのお姿から勇敢で力強さしか感じないのです。
ただたまに細さを肉眼で実感して「ヒ」ってなりました。
このギャップが役者の醍醐味、なによりもこのギャップが斉藤壮馬さんなんですね、きっと。


14曲目、再びギターを手にして「レミング、愛、オベリスク」
実は一番ライブで楽しみにしていた曲。
斉藤さんの「物語感」と「切実に隠されたなにか」と「タダモノじゃない感」、「小悪魔感」
もろもろのエッセンスが耳に馴染みやすいメロディの中にぎゅっと欲張った曲です。
優しい声で世界や誰かに対する毒をチクっとささやく気もする曲ですが、
果たしてライブでサビのファルセットはやってくださるのか…
(ライブはライブ独特のアレンジが楽しいものの、難しい曲がアレンジされて原曲の
難しい素敵さが削がれることもあるよね)

やってくれました

綺麗で可愛い声で、ちょっと苦い毒、ありがとうございます。
この曲に関しては永久に書けそうなのでどこまで書くか迷いますが、人間くさくていいですよね。
それでいて天使の囁きとも悪魔の囁きともとれるような声が……。

曲調としてノリやすく、バンドサウンドがゴリゴリに生きているのもあってか歌っているご本人が
めちゃくちゃ楽しそうでした。

今回のライブが元よりご本人の望むものだったかはわからない、というのが開演前から脳裏に少しあったのですが
(できるできないは別として、もっとインディーズっぽいことがしたかったのかななんて)
今回のライブ、特にレミング、愛、オベリスクを歌っている表情を見て「ああよかった!」と思いました。
いいライブだ!


次が最後の曲です、という言葉の後に続いた曲は「結晶世界」
バックスクリーンにきらきら漂うのは何かと思ったら結晶の映像でした。
穏やかに始まった曲が咲き誇るように音を開いていくほどにこのライブの華やかさを思い知る。
歌声とスクリーンで散っている結晶を眺めながら刻々と時間を感じて、
あぁ終わっちゃうんだなぁという気持ちになりました。

思えば結晶世界の終末感と「さあ いこう」の言葉は最高にライブの終盤の感覚とリンクしていました。そういうことする!


ぎゅっと想いの詰まった拍手はアンコールに変わって、再び舞台には斉藤さんとバンド隊のみなさんが。
そう、まだやっていない曲が2曲。


アンコール1曲目は「sunday morning (catastrophe)」
ライブの余韻をどう残すかはアンコール曲によるところが大きいですが、
しっとりか、はじけるか…quantum stranger(s)は明るい終末感。
ライブグッズでもあるTシャツにパーカーのラフな姿と爽やかなバンドサウンド、
伸びやかな声、ステージを表現して遊びつくして「quantum stranger(s)」が完成したみたいな達成感と清涼感が
ステージに客席に、空間に満ちていました。

斉藤さんはMCで自身の音楽活動を「旅」になぞらえていました。
このライブはひとつここまでのまとめ、到着点であり新たな始まりの点であること。
晴々と、この空間を作った人々ひとりひとりに届くような言葉で感謝と、これからも旅を続けることを
伝えてくださり、本当の最後の曲へ。


17曲目「フィッシュストーリー」
最後に自身にとって最初の曲をやるという、グッとくる展開です。
ライブにはっきりとフィッシュストーリーというピースがはまって、とうとうこのファーストライブも完成。
MCで語ってくださったように、これは門出の曲。
音楽活動のはじまり、また新たな旅のはじまり。
ステージを見ているこちらが感じる以上に、歌っている斉藤さんご本人がこのはじまりを
胸に抱きしめてるのではないでしょうか。
キラキラのサイリウムに囲まれてフィッシュストーリーが歌われている光景は、
改めて心に響いて、なんだか泣きそうになった。

夢と希望の物語と、どうなるかはわからない冒険が、魔法みたいな旅がまたはじまる、
我々は物語の誕生に祝福と、素敵な旅へと願いを馳せるのみです。




斉藤さんの音楽活動は、役者としてだけでなく、斉藤さん自身の人としての魅力が存分に生きている気がします。
CDを出すごとにその色は濃くなっているのではないでしょうか。作詞作曲が増えているというのもありますね。

斉藤さんの書く歌詞は、先にも書いた通りご本人の触れてきた作品や人や時間の結晶という印象です。
それが歌詞に昇華されて、その歌たちがライブという舞台でしっかりと輝いたのは、決して容易ではないこと。
特に役者という看板を背負いながらレーベルの元で音楽活動するということは、おそらくなおさら。

これはきっと、ご本人の努力と、それを支えたりパワーアップしてくれたりするたくさんの方たちによる賜物、結晶です。
バンド隊の方々やスタイリストさんや公式のSNSからも、斉藤壮馬さんとそまみたっぷりの世界観への
愛着のようなものを感じて、ぜひこれからも斉藤さんと斉藤さんの世界をよろしくお願いします…
という気持ちになっています。
もはや誰目線なのか。1人、応援するただの者です。

ご本人の望む本当の旅の形はわかりませんが、どうか自由でご本人がしたい素敵な旅を送ってほしいです。
たとえそれが極小キャパのライブでも、突然酒場に現れて歌うような形式でも、
その空間に立ち会えないときはきっと悔いますが、その形を悔いたり、恨んだりはしません。
斉藤さんがやりたいように、紡ぎたいものを紡いで、自分はそれを追って歌詞を深読みしようとして、
やっぱり敵わないな〜!って笑いながら聞ければこれ以上なく幸せだ!
そうやってひしひし感じさせてくれる、いいライブでした!

それにしても帰り道に今回お誘いいただいた方とお話ししていたのですが、
全ての旅の始まりが「フィッシュストーリー」であることでどこからが「物語」かわからないの、
すごく底知れなさがあっていいですよね。
もしかしてこのアーティスト活動も、斉藤壮馬さんさえも物語の中なのかも知れない。

これからもどうかその物語をきれいな声と雄弁で繊細な言葉で綴って、
みんなを手のひらでころがしていただきたいです。
自分めは超解釈してめちゃくちゃ喋りますから、どうかお酒を飲みながらくすくす笑ってほしい。
その為にも斉藤さんがヒントや答えとして教えてくださってる本を読みたいね〜!
(自分は遅読の人です)

あと肉眼で斉藤さんを見るのが結構久しぶりだったのですが、相変わらずお綺麗ですね…。
うるっとした目や小さい口、華奢さ、性別問わず憧れる佇まい、肉眼で見ても現実か曖昧に見えてしまう。
爽やかな青いジャケットも真っ黒の衣装も似合えば妖しげな雰囲気も無邪気な笑顔も似合うからこう、
ズルいな〜!

水色のギター、めちゃくちゃ似合っててキュートでした。しかも演奏が上手い。すごいなこの人。

そういえばライブでバンド隊のみなさんとは以前からバンドを組んでいたかのように相性が良くて
今後のことも考えちゃう、みたいなことおっしゃってました。

ひい!ぜひ、次はグリーンのサイリウムをかかげさせておくれ!

万が一この長い文章を読んでくださっているどこかの誰かがいたら、ありがとう!
斉藤壮馬さんは素敵な人です!
どうかこれからも素敵な旅を。叶うなら自分もその旅の瞬間瞬間の証人となって、じぶんにできる応援を、届けられたら。